革靴 レザーソール 交換

「私は、安い靴を買うほど裕福ではない。」これはとある英国紳士の名言で「安い靴は寿命が短いのですぐに買い換えなければならず、かえって高くつく」という意味があるそうです。本当にそうなのでしょうか?今回は革靴の寿命について掘り下げてみたいと思います。 といった話です。 これは一応本当です。 ただし手入れをすることが前提になってます。. スエードの靴、あの独特の質感が素敵ですよね。なんだか温かみを感じる、良い生地だと思います。 でも一つ問題が…… 汚れが付きやすいんですよね。水に濡れればシミになり、使っているとテカテカしてきます。 しかも、スエードってお […] 更新日:2018年11月27日  靴の、底。擦り切れて穴が開いてしまった……など、靴底の状態が悪くなってしまった靴は、ありませんか?そんな靴をまるで新品のように蘇らせるのが、靴修理の職人さんによる「質の高い靴や特別な思い入れのある靴など、大切な靴なら、ずっと履き続けたいもの。今回は、靴修理の職人「MrMartin」さんの、オールソール交換を取材してきました。目次今回オールソール交換をお願いしたのは、MrMartinさんは、清水さんおひとりで靴、カバン、革小物などの修理をするお店です。靴のことを知り尽くした職人さんがしてくれる修理は、なんだか心強いですね。 そんな清水さんに、オールソール交換をお願いしたのは、こちらの革靴。イギリスのCrockett&Jones(クロケット&ジョーンズ)の革靴です。そしてこの革靴は、Crockett&Jonesの靴の中でも、Trading Post(トレーディングポスト)というセレクトショップ別注のもの。上質で、さらに別注のお洒落なデザインの靴となれば、大切に履き続けたい気持ちも強いですよね。 さて、オールソール交換をする靴底を見てみましょう。靴底は、削れて薄くなっています。さらにお客さんは、ヒールの高さが靴に合っていないと感じていたよう。写真では少し分かりにくいのですが、コバも削れてしまっていました。   修理の前に、簡単に靴のつくりを確認してから、オールソール交換についてのお話を少ししましょう。     そもそもオールソール交換とは、どういう修理のことなのでしょう。「オールソール交換は、靴底全体を交換する修理のことです。 靴底が削れている……。どちらにするのかは、判断が難しいところですが、どう決めるのがいいのでしょう。「靴の本底とコバを見て、判断できると思います。 「オールソール交換の魅力は、インソールなど足に馴染んで履きやすくなった部分はそのままに、でも劣化部分は新品のように蘇らせることができることです。お気に入りの靴を長く履けるようになって、新品にはない履きやすさが体感できます。」 オールソール交換で、大切な靴をより長く、履き心地よく履きたいものです。  今回お願いしたオールソール交換の、簡単な流れは、こちら。この4つのステップで、進めていきます。詳しくは、これから紹介していきますね。  修理の前に、職人さんがオールソール交換に使う道具も少し見てみましょう。長いものや、尖ったもの、重そうなもの……。オールソール交換には、いろんな作業がでてきます。     これで、オールソール交換の予習はばっちりです。  新しい本底を貼る前に、まずは、はがしの作業から。 初めに靴紐をほどいてから、靴の中敷きも取って修理前の準備をします。 ソールを掴んで剥がすためのソールはがしで、古いトップリフト、ヒールの積み上げとハーフラバーを掴み、綺麗に剥がします。 靴底についていたヒールを剥がしたら、次は靴の本底の番です。 縫い目をカットしたら、ソールはがしでヒールと同じようにベリベリと剥がします。ボロボロになったコルクが、想像以上に汚くてびっくりします。 まずは、靴のくびれているところに入っているシャンクを外します。「シャンクは、靴の背骨のようなもの。シャンクがないと靴のきれいな形が保てない、大切なパーツです。履き続けている靴はシャンクが折れていることも多いので、オールソール交換のときに一緒に交換します。」 次に、かかとの部分の釘も抜きます。「この木の部分は、はちまきと呼びます。かかとの土台ですね。」はちまきに刺さった古い釘を、1本1本抜いていきます。 はちまきは交換しないので、古い釘を抜き終わったらすぐ新しい釘を打っていきます。 釘を打ったら、靴の中にシューキーパーを入れる清水さん。「これから靴を手元でいじるので、シューキーパーを入れます。 ウェルトを縫っている糸をカッターでひと縫い分ずつ切り、古いウェルトを剥がしていきます。「今回の靴は、ウェルト、特にコバの部分が傷んでいたので、リウェルトします。」オールソール交換のときに、靴のウェルトが傷んでいれば、ウェルトを交換するリウェルトという工程も行います。 すっきりウェルトを外せました。 新しいウェルト・コルク・シャンク付けのために、いまついているものを外していきます。コルクが、すごく汚くなってしまっていますね。「コルクは履いているうちに劣化してきます。クッション性が落ちているので、オールソール修理のときにコルクも交換するんです。」コルクだけでなく、糸やのりもきれいに取っていきます。 ウェルトが縫いつけられていた穴も、糸が取れてすっきりしました。 はがしが完了したら、ウェルトを新しいものに変え、シャンク・コルクを貼り付けます。 新しいウェルトを、ひと針ずつ、ロウ引きの丈夫な糸を使って手で縫っていきます。「アッパーになるべく負担がかからないように、もとの縫い穴に、手縫いで新しいウェルトを縫いつけていきます。」靴の顔、とも言われるアッパー。 ウェルトの縫い付けに使う針は、長い布団針を曲げて作っている清水さん。「少しの角度の違いで、縫いやすさが変わってきます。自分で針の角度を調整して、縫い針を作っています。」 ひと針ごとに、しっかりと力を込めて縫っていく姿が印象的です。「わげさで靴を脚に固定して、靴の内側と外側で、6対4くらいの力で引っ張ります。」わげさは、革を輪のようにしたもの。靴を固定して、確実な作業をするための道具です。 つま先のカーブの部分は、水を含ませたスポンジでウェルトを濡らしてからリウェルトをします。「少し濡らすことで、革がやわらかくなります。少し時間を置いて水を浸透させてから、カーブに沿わせて縫い付けます。」 新しいウェルトを縫い付けられたら、次は靴の背骨であるシャンクです。「これから接着をする手順が何度かあります。接着をするときはいつも、材料と靴の両方にのりをつけます。のりはあたためると活性化して粘着力が増します。しっかりと貼り付けるための、工夫ですね。 シャンクの次は、新しいコルクを貼り付けます。コルクが新しくなると、クッション性が増して歩きやすくなります。「まずはデザインテープという白いテープで靴の内側の型をとって、コルク材に貼り付けます。型に合わせてコルクをカットしたら、のりをつけて少し乾かし、熱を加えたら実際に靴にはめ込みます。」 靴にはめ込んだら、ハンマーでコルクを叩きます。「このままでは空洞が空いてしまいます。ハンマーで叩いて、しっかり靴にコルクをはめ込むんです。」 靴にはめ込んだコルクは、グラインダーではみ出た部分を削って、完成。 ウェルトもシャンクもコルクも、新しいものになりました。いよいよ本底を貼り付けます。 貼り付ける前に、本底をグラインダーで削ります。「のりをつける前に、表面を荒らすんです。少し表面を削っておくと、のりのつきが良くて接着しやすくなります。」シャンク・コルクを貼り付けた靴の方も、前ののりがついていると接着が弱くなるからと、清水さんは少しだけ削ります。 のりを全体にまんべんなく塗ったら、少し乾かします。「少し乾かした方が、粘着力が上がるんですよ。触ってみていい乾き具合だなと思ったら、熱を加えて接着剤を活性化させて、貼り付けます。」よりしっかりと接着するためのコツは、長年、修理をしてきたから分かる感覚なんですね。 こくり棒という木の棒を使って、新しい本底を押さえつけていきます。「何もしないと、ウェルトと本底の間に隙間ができてしまいます。こくり棒を使って、本底のまわりの部分をしっかりと接着させます。それから、ウェルトを押して少し平らにし、あとで本底が縫いやすいようにもしています。」 こくり棒だけでなく、もう1つ。「マイナスドライバーで、革を押します。細かいですが隙間が空いてしまうこともあるので、革を押して隙間を無くします。」本底を隙間なく貼り付けるための、職人の技。 本底の周りが靴に隙間なく貼り付けられたら、本底の真ん中の部分もハンマーで圧着していきます。「本底がぴったりと貼れるように、全体をまんべんなく叩いていきます。」 さらに圧着機を使ってもう一度圧着して、圧着の工程は完了です。 本底をしっかりと貼り付けられたら、ナイフやカッター、コバカッター、グラインダーを使って調整していきます。ナイフやカッターで大まかな形を整えたら、コバカッターで削りを始める清水さん。「コバカッターは、フィニッシャーという機械についている装置です。靴の形に合わせてゴムや革などを削るために使います。 左足の本底を削っては、既に完成させていた右足と比べます。「左右で全く同じように仕上げるのが、大切なポイントですね。そのためには何度も何度も見て比べながら、削っていきます。」 コバカッターとグラインダーを行ったり来たりして、削っていきます。「コバカッターとグラインダーでは、パワーが違います。グラインダーの方が、パワー自体は強いです。  何度も靴を両手に持って、両足を見比べては削る姿が、印象的です。左右の仕上がりが同じになるようにこんなに気を遣ってくれるなら、安心です。 最後に、本底をウェルトに縫いつけます。  最後に、ヒールを貼り、着色などの仕上げをしたら、完成です。 ヒールを貼る部分をチェックして、それよりもつま先側の部分を、写真のように少しだけ削ります。「革の表面の薄い膜のことを、銀面といいます。銀面を剥がさないと色が入らないので、エアペーパーで削って銀面を剥がします。いま削っているのは、ヒールをつけたあとだと削るのが難しくなる、ヒールより少しつま先側の部分。ここだけ、先に削っておくんです。」エアペーパーとは、グラインダーよりも目の細かい研磨紙のこと。銀面を剥がすだけなので、目が細かく少しずつ削れる機械を使います。 まず初めに貼り付けるのは、革を重ねて作ったヒールの積み上げ。貼り付ける新しいヒールの積み上げと、靴の本底のかかとのところをグラインダーで削ります。「積み上げた革の一番上の表面にグラインダーをあて、おわん型になるように削ります。ちょうどいいおわん型にするのが、最初の頃は少し難しかったですね。おわん型になるようにするのは、かかとを受け止めるような形にするためです。逆に靴の本底のかかとのところは、足のかかとのふくらみに合わせて縁の辺りを削り、真ん中が少しふくらむように仕上げます。」足の形に合わせた加工は、さすが靴職人さんです。 ヒールの積み上げにのりを塗り、少し乾かしてからあたためて、本底に貼り付けます。 最後に、釘も打ち付けてヒールの積み上げを固定していきます。「中底まで届くような少し長い釘を使って、しっかりと固定します。」 ヒールの積み上げの次は、トップリフトを貼り付けます。「すべりにくく雨に強いので、ゴムのトップリフトは人気です。今回使うのは、革とゴムのコンビネーション。実用性とおしゃれさを兼ね備えたトップリフトです。」トップリフトも、自分の好きなものにできるのは嬉しいですね。 トップリフトを貼り付けるとき、のりの前にプライマーを塗る清水さん。「素材がゴムなので、プライマーを塗ります。プライマーは、のりをしっかりつけるためのもの。プライマーを塗らないと、きちんと接着できないんです。」プライマーを乾かしたらのりを塗り、さらに少し乾かしてから圧着します。 圧着したら、隙間ができないように細かい作業をしていきます。「ヒールの積み上げをマイナスドライバーで押して、トップリフトとしっかりとくっつけます。」 しっかり接着できたら、調整です。 「エアペーパーで、ヒールの側面を整えます。本底を傷つけないように、テープを貼っています。」 最後にバリをとって、調整は完了です。「バリをそのままにしておくと、見た目がよくありません。 コバを、染色します。コバ用のコバインキという染料を使い、きれいに色を塗っていきます。 染色をしたら、バフに2回かけます。「まずはワックスがついているバフにかけて、ツヤを出します。  トップリフトに、飾り釘を打っていきます。コンパスを使って印をつけたら、1つ1つ打っていきます。「飾り釘の打ち方は、修理する前の靴のデザインと同じようにしています。 飾り釘は埋めきらないで、頭の部分はペンチでカットします。「飾り釘は完全に打ち込まずに、カットしてしまいます。頭の部分はカットした方が、見た目がよくなります。」 最後にグラインダーで、出っ張った部分を削ったら、飾り釘の打ち込みは完了です。 エアペーパーで、靴のエッジを落とします。「エッジというのは、端の部分のこと。本底のエッジを落として、靴に馴染ませます。」エッジを落としたら、本底のまだ削っていなかった部分を全体的に薄く削り、色をつけるために銀面を取ります。 銀面が取れたら、染色の準備は万端。スポンジを使って、色を塗っていきます。「底面は、ムラができないように素早く染色します。 色をつけたら、飾り車という模様をつける道具の出番です。「飾り車で、コバに模様をつけていきます。」コバに模様づけをしたら、最初に外しておいた中敷きに、のりをつけて貼り付けます。 最後に靴磨きをして、靴のアッパーをしっかりと保湿します。「オールソール交換をお頼みのお客様には、靴磨きをプレゼントしています。」本底だけでなく、アッパーも艶のある、きれいな靴にしてくれます。これで、プロのオールソール交換は、完了です。  それでは、職人のオールソールさんを振り返ってみましょう。古い本底を剥がして、新しい本底に張り替えました。飾り釘のおかげで、高級感のある仕上がりになっています。   コバも、この通り。 最後に、今回修理をしてくれたMrMartinの清水さんから、ひとことです。「ボロボロになった靴を、お客様の判断で捨ててしまうのは、もったいないです。ある程度どんな状態の靴でも、修理は可能です。 靴は、靴のことを知り尽くした職人さんにお願いすれば、まるで新品のようにまた履けるようになるもの。  職人さんの、靴修理に込められたこだわりは、靴のことを知り尽くしているからこそできるもの。今回、オールソール交換を担当してくださったのは、MrMartinの清水さん。 ぜひ「「 そして、今回のオールソール交換の様子を動画にまとめました。  対応エリア皆さんは、合皮(合成皮革)の製品はお持ちですか?本革(天然皮革)に比べて、安価でお手軽に手に入れることができます。ファッションにも、取り入れやすい素材ですよね♪ 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